Zaifとはどんな取引所?口座開設前に知っておきたい特徴と利用のポイント

Zaifは日本でも大手の仮想通貨取引所で、ビットコインをはじめイーサリアムなどのアルトコイン、あるいはトークンと呼ばれる仮想通貨も取引できます。仮想通貨の積立ができるのも特徴の1つです。

そこでZaifとはどんな取引所なのか?ここで口座開設していいのか?など、Zaifを選ぶ前に知っておきたいポイントをまとめました。

Zaifで口座開設する前に押さえておきたいポイントまとめ

Zaifとはどんな会社なのか

テックビューロ株式会社が運営している仮想通貨の取引所兼販売所で、他のサービスも手がけています。

日本の取引所の中では取り扱っている仮想通貨の種類が多いのも特徴です。

テックビューロ株式会社とはどんな会社?

大阪に本社のある資本金が8億円余りの株式会社で、設立は2014年。比較的新しい会社と言っていいでしょう。

株式は代表取締役の朝山貴生氏と朝山道夫氏、および日本テクノロジーベンチャーパートナーズCC投資事業組合が持っているとZaif公式サイトに明記されています。この投資組合の代表は村口和孝氏となっていますね。

ところでZaifは、以前違う名前の取引所だったんですよ。それをテックビューロ株式会社が2015年に買い取って名前を現在のものに変えています。なおZaifは、金融庁の登録業者です。

代表取締役の朝山貴生氏

この人は、大阪の大学を卒業した後にアメリカへ渡り、金融または広告関連の仕事をしています。それから帰国して、同じような広告関連の仕事をしていたようです。現在はテックビューロ株式会社以外にも、代表取締役を勤めている会社があるみたいですね。

注目なのは、この人と仮想通貨「NEM(ネム)」の関係が深いところ。これはテックビューロ株式会社の公式サイトに載っているんですが、2017年にネムのブロックチェーンプロジェクトを推進するNEM.io財団の理事になっています。そしてこの理事就任が、ネムの価格上昇に影響したのではと言われています。

ネムについてのおまけ話

ネムといえば、コインチェックという取引所がハッキングされ大量のネムが盗まれた事件がありました。その時にネム関係者が盗まれたネムに、目印をつけて売却できないようにしたんです。しかし盗んだ人の方が一枚上手で、結局すべての流出ネムが闇サイト等で換金されてしまったと報道されました。その後それらのネムを手にした人々が、Zaifに大量のネムを持ち込んだという話です。結局日本の取引所で盗まれたネムは、別の日本の取引所で処分されたという事件のようですね。

 

Zaifのサービス

Zaifは取引所と販売所の他にもいくつかのサービスがあり、コイン積立やソーシャルチップ、Zaicaなども提供しています。

そこでこれらのサービスについて順番に解説していきます。

取引所

取引所はZaifに口座を持っている顧客同士が、直接仮想通貨を取引する場所です。

あくまでZaifは取引の場所を提供しているだけで顧客と直接的な接点はありません。そのため取引ごとに顧客から手数料を取るのですが、今のところ手数料がマイナスだったり、プラスでも比較的安いところがZaifの取引所の特徴でしょう。

取引所での取引は現物が中心ですが、ビットコインは信用取引ができたり、AirFXという証拠金取引ができるのも魅力です。

それからZaifの現物取引所は、トークンと呼ばれるある種の仮想通貨も扱っています。どちらかというとビットコインなどの仮想通貨より、トークンの方が扱っている種類は多いですね。

通貨ペアの種類
  • ビットコイン日本円(BTC/JPY)
  • ネム日本円(XEM/JPY)
  • ネムビットコイン(XEM/BTC)
  • モナコイン日本円(MONA/JPY)
  • モナコインビットコイン(MONA/BTC)
  • ビットコインキャッシュ日本円(BCH/JPY)
  • ビットコインキャッシュビットコイン(BCH/BTC)
  • イーサリアム日本円(ETH/JPY)
  • イーサリアムビットコイン(ETH/BTC)
    など
トークンペアの種類
  • ZAIF/JPY
  • ZAIF/BTC
  • XCP/JPY
  • XCP/BTC
  • BCY/JPY
  • BCY/BTC
  • SJCX/jpy
  • SJCX/BTC
  • FSCC/JPY
  • FSCC/BTC
  • PEPECASH/JPY
  • PEPECASH/BTC
  • CICC/JPY
  • CICC/BTC
  • NCXC/JPY
  • NCXC/BTC
  • JPZ/JPY
  • COMSA

後ろの方にあるJPZは、日本円と等しい価値になるように設計されたトークンです。

販売所

販売所は顧客とZaifが直接取引する場所で、Zaifでは簡単売買とも呼んでいます。

販売所は、仮想通貨の顧客にとっての売り価格と買い価格の2つがZaifによって提示されています。そして提示されている売り価格が安く、買い価格が高くなっています。この価格差をスプレッドと言いますが、これが販売所の手数料に相当します。直近ではビットコインの場合仲値の16パーセントほどの差がありますよ。すなわち販売所で売り買いを同時にすると、16パーセント程度の損をするということですね。

ただし販売所は初心者にも使いやすいので、最初はここで取引に慣れるといいでしょう。

なお扱っている仮想通貨は、ビットコインとモナコインです。

コイン積立

こちらは、毎月一定額の日本円が銀行から引き落され、自動的に仮想通貨を購入できるサービスです。

手数料が少し高いので、長期的に保有する人向けですね。引き落としできる銀行等はたくさんあるので、新しく銀行口座を開く手間が省けると思います。

なおコイン積立の取り扱い通貨は、ビットコインとイーサリアム、それにネムとモナコインから選べます。

ソーシャルチップ

これは有名なSNSアカウントを持っている人へ仮想通貨を送れるサービス。手数料は無料です。

Zaica

Zaicaはブロックチェーン技術を使って、仮想通貨やトークンを発行できるサービスです。

また、Zaicaのリンクページにはゲームがあって、色々遊んでトークンを集めると賞品や仮想通貨に換えられるようになっています。

マネパカード

マネパカードは、クレジットカードのように使えるプリペイド式のマルチカレンシーカードです。Zaifでは自分のアカウントから出金してマネパカードへチャージできるようになっています。

このカードが使える場所は、日本国内ばかりでなく海外も含まれます。だから外貨に両替しておけばインターネット・ショッピングで海外のショップを利用するのも手軽ですよ。そしてプリペイド式なので、クレジットカードのように審査がないため誰でも作れるのも魅力。

なおZaifでマネパカードの申し込むにはマイナンバーが必要です。これはマイナンバーの導入目的の1つが、海外で活動する日本人の金融情報を把握することだからでしょう。それから本人確認書類の提出もあります。

Zaifでマネパカードへの出金をするメリットは、ビットコインでも出金できるところですね。そしてマネパカードへは、ビットコインが日本円に換えられてチャージされます。

Zaif Payment

これはショップなどが仮想通貨で決済する時に使うサービスです。今はビットコインとモナコインの決済に対応しています。

たとえば八百屋さんがこのサービスを利用していたなら、お客さんはZaif口座に保管してある仮想通貨で支払いできるようになります。

顧客が商品購入などの支払いに使った仮想通貨は、その時のレートで日本円に換えられてショップ側に振込まれます。決済手数料は無料です。

 

取引所の取引方法について

取引所は現物取引が主ですが、信用取引とAirFXも選択できる通貨ペアがあります。

こちらは証拠金取引と呼ばれるものですが、取引方法がちょっとずつ違っています。

信用取引

取引所のページの左上にあるメニューでBTC/JPYを選択すると、現物取引以外に信用取引もできます。

信用取引は、日本円やビットコイン、それからネムとモナコインを証拠金としてZaifに預け入れることで、その7倍程度までの取引ができる制度です。信用取引は、ポジションに損失が出ると証拠金から差し引かれて評価されます。そして評価された証拠金額を必要証拠金で割ったものが、証拠金維持率と呼ばれています。Zaifでは証拠金維持率が30パーセントを割ると強制的にポジションを解消する事になっていて、それで追加の証拠金の要求、いわゆる追証をなくしています。ただ運悪く証拠金が足りなくなって損することもありますが、その時には損失分を補填する仕組みもあり。

取引手数料はビットコイン日本円では無料、モナコイン日本円では板を見て注文するTakerに0.1パーセントがかかります。それから借入手数料が、ポジションを解消するまで毎日0.039パーセントかかります。

また信用取引のポジションは、30日以内に解消する必要があります。信用取引は売り買いどちらのポジションをとれますので、価格上昇局面だけでなく下降している時にも利益を追求できる便利な取引方法です。少ない証拠金で大きな取引ができるので、儲けも大きいけど損もデカイというハイリスク・ハイリターンな取引方法ですね。

AirFX

こちらはビットコイン日本円の取引に使える証拠金取引です。信用取引によく似ていますが、ポジションを解消するまでの期限がないのが特徴。

取引価格は現物価格に近いのですが、大きく異なることもあります。もし現物価格とAirFXの価格が離れてしまった時には、FXのスワップと同じ制度によって現物価格に近づくようにしていますね。

信用取引では約7倍までのレバレッジ率でしたが、AirFXは25倍までレバレッジ率を上げられます。そのため相場の読みが当たればより効率よく稼げますが、外れるとアッという間に証拠金が少なくなりますね。

こちらも証拠金維持率が一定以下になると、ポジションを強制的に解消されます。つまり原則的に追証はありません。

取引手数料は無料ですが、信用取引同様に毎日日次手数料が0.039パーセントかかります。それも2時間毎に0.039/12パーセントがかかるんですよ。先ほどのスワップも加わりますね。

先物取引

これは2018年3月まではあったのですが、Zaifが3月の末に突然廃止のアナウンスをし、2018年4月からなくなりました。

ストップロス

ストップロスとは、上記のようなレバレッジ取引をしている時に、損失を一定内に抑えるための注文のこと。これは逆指値注文の1つの使い方ですね。

逆指値注文とは、買い注文の場合は現在価格より高いところで指値をします。売り注文は逆に現在価格より安いところに指値をするのです。

これは売りポジションを持っている時には、価格が上がれば損失が出ますが、一定の損失に達した時に自動的にポジションを解消するために価格の高いところで買いの逆指値注文を出すのです。こうすると価格が上昇して指値を出しておいたところまで上昇すると、自動的に買いの成り行き注文が実行されて、普通は指値付近で売りポジションを解消できますね。買いポジションを持っている時には、売りの逆指値注文を出します。

このように損失を限定するための逆指値注文のことをストップロスといい、損失を限定する相場術を損切りといいます。

逆指値注文の違う使い方の例

逆指値注文は、取り消さない限り執行されるまで有効な注文方法です。

上で紹介したストップロスとして使うことが多いですが、利益の出ているポジションに対しては利益確定のために利用できる注文方法ですね。思惑通りに相場が動いている時にはストップロスの注文を取り消して、利益を確定するように逆指値注文を再度出しておくのです。

たとえば、70万円で買った仮想通貨が100万円になったとします。ポジションを持った当初は、65万円で売りの逆指値注文を出しておいたとしましょう。ところが今は100万円ですから95万円に逆指値注文を変更すれば、もし相場が下がってきたとしても95万円近辺で売れますので利益を確定できますね。

 

ここまでのZaifの特徴まとめ

だいぶ長くなったので、ここでいったんZaifの特徴を簡単にまとめておきます。

  • 取引所の手数料が安価
  • とくにBTC/JPYの現物はマイナス手数料
  • レバレッジ取引が2種類
  • 取引できるトークンの種類が豊富
  • 仮想通貨の積立投資のできるコイン積立
  • セキュリティ対策にも注力

このようにZaifは、バランスの取れた取引所・販売所と言えるでしょう。

それでいてセキュリティ対策も万全なので、仮想通貨初心者にもおすすめの取引所です。

 

次からはZaifで口座開設する人向けにやり方や流れを解説していきます。

Zaifのはじめ方

Zaifで取引所や販売所、またはその他のサービスを利用したい時には自分のアカウントを作るところから始めます。

そして、日本円(あるいは手持ちのビットコインかモナコイン)を入金すれば取引できるようになります。

アカウントの作成

Zaifの公式サイトトップページから、メールアドレスだけで簡単にアカウント作成可能です。

トップページはこちら
Zaif トップページ

トップページにはメールアドレス入力欄だけあるので迷うこともありません。入力して、「無料登録へ」というボタンをクリックしましょう。

そうすると登録確認メールが届くので、本文内の確認URLをクリックして、そのサイトでパスワードを登録すると仮のアカウントが作れます。

それから基本情報と口座情報を設定します。

基本情報の設定は、アカウント-登録情報-基本情報で行います。ここでは氏名や生年月日、それに国名や郵便番号住所等指定の情報を入力します。

 

本人確認等

仮想通貨は匿名での取引が基本ですが、Zaifのような金融庁が認可している取引所や販売所では、当局の規制により本人確認が必ずあります。

まず最初は電話認証をしましょう。

これはアカウント-本人確認-電話認証で行います。そこで電話番号を入力後、送信をクリックすると電話にSMSが送られてきて、電話番号認証コードが確認できます。そうしたら、さっきのページの認証コード登録でSMSにて送られてきた電話番号認証コードを入れましょう。

次はアカウント-本人確認書類のところで、本人確認書類をアップロードしましょう。

普通はこれで完了するはずですが、Zaifはさらにしっかりチェックするところが違います。郵送による本人確認が待っています。

これは氏名住所などを入力して、本人確認コードの郵送依頼の申請をクリック。しばらくするとテックビューロ株式会社から郵便が送られてきますので、その中にある本人確認コードを公式サイト上の所定のページで入力します。

後は2段階認証の設定をして大体完了します。

仮想通貨を扱っているのに郵送などアナログな方法を利用しているのは不思議な感じですね。

 

日本円の入金

はじめてZaifを利用する人は、普通は日本円で仮想通貨を買うパターンが多いでしょう。

それで日本円の入金をするのですが、これは公式ページの「アカウント」→「日本円出入金」のところで行います。ここでは入金金額を入力して、入金開始をクリック。そうすると振込口座が表示されるので、そこへ振り込みます。

 

ビットコインの入金

すでにビットコインを持っている人は、ウォレット内のビットコインをZaif宛へ送付できます。ビットコインの送付は、送付先のアドレスがわかれば送れますね。

これは公式ページの「アカウント」→「BTC入出金」で行います。ここでは送付先のアドレスあるいはQRコードが表示されていて、どちらかを使って自分管理のウォレットからZaifへビットコインを送れます。送られたかどうかはアカウント内で確認しましょう。

 

ビットコインの出金

Zaifのウォレットにあるビットコインは、自分のパソコンやスマホ内のソフトウェアウォレットやハードウェアウォレットなどへ出金できます。これは「アカウント」→「BTC入出金」→「BTC出金」のところで行います。

そして出金先のアドレスと出金金額、それに手数料、2段階認証をしているときには認証すると出金できます。

ここで気をつけることはアドレスを間違えないこと。間違えるとビットコインがどこかに行ってしまうので慎重に実施しましょう。

 

海外からZaifを利用するには

Zaifは海外からの利用も可能です。

ここでも本人確認は必須ですが、パスポートと自撮り写真が要求されます。

パスポートは、住所氏名の載っているページを画像ファイルにすることになっています。自撮り写真は写真入りの本人確認書類、これはパスポートなんでしょうが、それを持って自撮り写真を撮って一緒に送りましょう。これについては海外在住の日本人限定でなく、国籍はどこでもいいようです。

 

Zaifの取引ツールについて

Zaifの取引ツールは、パソコンのブラウザで公式サイトにアクセスして、トップページの1番下にあるリンク一覧から取引をクリックすれば取引ページに進めます。

取引ページは比較的シンプルで使いやすいですね。それからスマホの取引アプリもあるのでパソコンがなくても取引可能です。

パソコン用の取引ページ

パソコンで取引するページは、左上に通貨ペアのメニューがあって、そこから仮想通貨やトークン、それからCOMSAの取引を選択できます。

たとえば仮想通貨を選んだとすると、取引可能な通貨ペアが一覧表示され、通貨ペアを選ぶとその取引ページへとびます。そこには上部左側にチャートが、右に注文入力がありますよ。そして下にスクロールすれば、通称板と呼ばれる売買注文を表示するピコピコ変動している表と直近の取引結果一覧が見られます。

チャートは日本でよく使われているロウソク足です。比較的使いやすく、価格の動きの速い仮想通貨取引をするのに適していると思います。

スマホアプリ-インストール

ここのスマホアプリはウォレットも兼ねています。ウォレットというのは仮想通貨を保管しておく財布のようなものですが、取引所のウォレットとは別ですから気をつけてください。

アプリをインストールしたら初期設定しましょう。最初は新しくウォレットを作るから始めます。そしてウォレットができるとパスフレーズが表れますね。

ここでパスフレーズを記録するんですが、これを紛失するとウォレットが壊れた時に復元できなくなって仮想通貨を失くすことになります。パスフレーズは絶対に忘れない、紛失しないように注意してくださいね。

そして次に4桁のパスコードを設定すると、アプリが使えるようになります。

アプリの使い方

アプリを起動するとトップ画面に、アプリのウォレットに入っている仮想通貨等が表示されています。画面の下の方に何種類かのタブがあるので、1番右のMENUからアプリの設定ができます。

トップは最初の画面で、受取りは仮想通貨を受け取るときのアドレスあるいはQRコードが表示されます。

Zaifは取引所にアクセスできますが、ログインしないと使えません。取引所は、ちょっとまぎらわしいのですが、トークンの売買をアプリ内の取引所で行うところです。履歴は送金や出金の履歴が見られます。

スマホのブラウザ

スマホにはブラウザが付属していますが、それを使っても取引できます。

アプリには機能の制限があるので、全機能を使いたい時にはブラウザで公式サイトの取引所にアクセスするといいでしょう。

ところでZaifは技術者の層があまり厚くないように感じます。そのためアプリの使い勝手は少し悪いかも知れません。もしアプリが操作しにくい人は、ウォレットと割りきって使うのも1つのやり方でしょうね。

 

まとめ

Zaifの特徴をザッと見てきました。

ここの魅力はやはり取引所のビットコイン手数料がマイナスなところ。

それから長期的に仮想通貨を貯められるコイン積立があるのもいいですね。これは少し手数料が高めですが、自動的に積み立てられますので相場をいちいち気にしなくていいですし、価格が高い時には少なく安い時には多くの仮想通貨が買えるので、平均すると思ったより安く買えているかも知れませんよ。

仮想通貨初心者の方が口座開設するには最適な取引所です。