仮想通貨のマイニングとは?その仕組みを初心者にもわかりやすく解説!

ビットコインをはじめとする仮想通貨。

2021年になり若い層を中心に仮想通貨によって億万長者になった人も増えてきましたよね。

今でこそ知名度が高くなった仮想通貨ですが、実は仮想通貨というものには日本銀行のような管理体が存在しません。

では、そんな発行する管理体のない通貨がどうやって生まれているのか不思議に思いませんか??

その疑問の答えが「マイニング」にあります。

そこで今回は、仮想通貨の「マイニング」とは一体どんなものなのか?について初心者向けに簡単に解説していきます!

仮想通貨の「マイニング」とは?

 

「マイニング」とは英語でいえば「mining」です。

これは日本語に訳すと「採掘・採鉱」という意味になります。そうです、仮想通貨という仕組みを維持するために”何か”が採掘されています。もちろん金やダイヤモンドが採掘されているわけではありません。

では一体何を採掘するのか?についてここでは最大手仮想通貨「ビットコイン」を例に解説していきます。

 

ビットコインの「マイニング」とは?

結論をいうとマイニングとは「仮想通貨の取引台帳を誰よりも早く作成する作業」のことをいいます。

これだけだとまだわからないと思うのでさらに詳しく解説します。

銀行預金を引き出した記録が通帳などに記録されるのと同様に、ビットコインにも取引内容を記録している”取引台帳”が存在します。

その取引台帳は10分ごとに内容が区切られ作成・保存されています。

そして「マイナー=採掘者」と呼ばれる人が10分毎に取引台帳を作成するスピードを競い合っているのです。

なぜ競い合っているのか?

それは、世界で一番最初に取引台帳を作成した人に12.5BTCが報酬として支払われる仕組みになっているからです。
(※時期により報酬は変動します。)

2021年9月現在、1BTCが一時期500万を推移しているわけなので、この額で計算すると6250万もの報酬となります。

これをゲットするために、いま世界中の人たちが最新の機械を導入して作成スピードを競い合っているわけです。

ということは?

10分毎に12.5BTCづつビットコイン流通量が増えていくことになります。

日本銀行などのような管理機関がないビットコインでは、こうやって新規通貨発行量が増え続けているのです。

ここまで解説すると、まるで金やダイヤモンドの原石を発掘するようなイメージになりませんか?

このようにまるでビットコインを掘り当てるようなこの作業を「マイニング」といいます。

マイニングは無限にできるの?

ビットコインは10分毎に12.5BTC増えていくわけですが、無限にマイニングし続けられるのか疑問に感じた人もいるんじゃないでしょうか。

結論を言うと無限ではありません。
じつは、ビットコインの発行上限というのが決まっていて、その発行上限は「2100万BTC」です。

では新規発行がいつ終わるのかですが、

1日あたり「1440分=144回/10分」のビットコイン取引台帳が生まれています。これに12.5BTCをかけると、1800BTC/日づつ増加していってるわけですね。

そして現在の2021年9月までに約1880万BTCが発行されてきました。
残りは220万BTC。

1年で1800BTC×365日=657000BTC(=65万)づつ増えていくので、単純な試算(※)では、あと3.5年ほど(2024年中頃)でビットコインの新規発行は終了となります!

※実はさらに決まりごとがあり、計算通りに2024年中頃で新規発行が終わることはないといわれています。

なぜならば以下の図ように、約4年ごとにマイニングの報酬額が半分になっていくからです。

報酬の推移半減期
1回目50BTC→25BTC2012年
2回目25BTC→12.5BTC2016年
3回目12.5BTC→6.25BTC2020年
4回目6.25BTC→3.125BTC2024年

報酬が減ればマイニングする人はいなくなる?

このままいくと、6.25BTC→3.125BTC・・・とどんどん報酬が減っていきます。

こうなると新しい機械を導入したりそれを維持する電気代などを支払えなくなってしまいます。

そうなったらどうなるのか?

マイニングする人が1人もいなくなってしまう……なんていうことは起こらないので安心してください。

それは設計した人が最初からマイニング報酬が減るに従ってビットコインの価値が上昇するように考えてあるからです。

ビットコインの価格乱高下を見ていると確実にそうなるとはいい切れませんが……
そこは頭のいい人が考えた仕組みってことで受け止めるしかありませんね。。。

なぜ仮想通貨には発行上限がある?

円などの通貨はその通貨を発行している国が価値を保証しています。

ただビットコインなどほとんどの仮想通貨にはそういった後ろ盾はありません。

となると信頼がない=価値を保ち続けられないとなるのが普通。

でも仮想通貨は上限が決まっているからこそ価値をキープできているんです。

金やプラチナ、レアメタルのような地球上に有限のものも一定の価値が保たれていますが、仮想通貨もこれと同じようなものですね。
(原子・分子をどうこうして物質を生み出すような技術は考慮しません)

マイナーが受け取るマイニング報酬の種類は?

マイニングの報酬は上の方で紹介した10分毎の新規台帳作成によるものがメイン。

ですがマイナーたちはそれ以外の報酬も得ています。

ビットコインを例に挙げると、銀行のように管理者がいないはずなのにわずかながら送金手数料を取られることがあります。

実はこの手数料がマイナーの報酬になっているんです。

ただこれには問題点も。

マイナーへの送金手数料の問題点

ちょっと細かい話になりますが10分毎に新規作成される取引台帳に記録できるデータ容量は1MBと決まっています。

ここに10分間の世界中の取引を記録することになるんですが、ビットコイン取引が広まりやりとりの量が急増した結果、そのデータ容量が全然足りていないのが現状だったりします。

いま当たり前に使われているスマホのストレージ(ROM)って16GB~256GBくらいが主流です。

1GB=1000MBなので、1MBがいかに少ないのか?が想像できるでしょうか。いうなれば高画質な写真1枚保存したら満杯になるような容量です。

もし台帳に記録できなかったらどうなる?

データが記録されなくなる…なんてことは起こりませんのでご安心を。

容量オーバーとなった場合、取引のデータは次の取引台帳に回されます。ただここでひとつ課題が。

マイナーはビットコイン取引が発生した順番通りに記録しているわけじゃありません。

手数料が高い順だったりします。
理由はそのほうが儲かりますからね。

となると、手数料が安い取引はどんどん後回しにされていきます。

これではもしコンビニでガム1個をビットコイン決済したとしても、そんな手数料の少ない取引ではなかなか記録されないことになります。

ディズニーランドなどのテーマパークでは高いお金を払ってるVIPは待ち時間ほとんどなしでアトラクションに乗れますが、ビットコイン取引の記録でも同じことが起こるわけです。

取引台帳上のデータ容量1MBは増やせないのか?

ビットコインの初期設定がそうなっているのでできません。

よってこの問題を解決するため

  1. 保存するデータを圧縮する
  2. 台帳サイズを変える

の2つで議論されていました。

ただ2番目の「サイズ変更」は過去の取引台帳との関連性がなくなってしまうやっかいな方法。

そこで一旦データを圧縮させる方向で決着がついたはずだったんですが、中国のマイニング業者が反発し新しいビットコイン「ビットコインキャッシュ(BCC)」を生み出してしまいました。

さすが作品の海賊版に強い中国です、、、

国が管理する円やドルなどの通貨では管理側が決めたらそれでおしまいですが、管理者がいない仮想通貨は参加者の話し合いによって方向性が決まっていくのでこんなことが起こってしまうんですね。

簡単にコピーできるビットコインって危なくないの?

このように簡単に似たような通貨を生み出せてしまう仮想通貨ですが、

やっぱり簡単にコピーできるから危険なんじゃないの?と思った人もいるんじゃないでしょうか。

これについてはビットコイン(BTC)を記録している台帳に影響があるわけじゃないため全く問題ありません

新通過ビットコインキャッシュ(BCC)はそちら側で自分たちの記録台帳を作ってやっていくだけの話です。

とはいえ、似たような名称のもので大量に分裂されたら初心者の人にとってはどれがいいのかわけがわからなくなるデメリットはありますね。

マイニング報酬は仮想通貨取引所手数料とは違うの?

マイナー報酬となる送金手数料はbitFlyerなどの仮想通貨取引所での売買手数料とは違います。

売買手数料についてはその取引所の収入です。

また取引所では通貨を売るときの価格と、買うときの価格差(スプレッドという)でも収入を得ています。

そのため、一部取引所では売買手数料をマイナスにしてユーザーを獲得しているところも。

マイナスだと投資家が手数料を支払うどころかもらえてしまうちょっとビックリな状況です。

ここまでのまとめ

想通貨、ここではビットコインのマイニングについて解説しました。

マイニング(採掘)とは

10分単位でビットコイン取引状況を記録するための取引台帳を作ること

です。

この台帳を作る人達を「マイナー(採掘者)」と呼び、彼らは新規作成によって得られる報酬と、記録することによって受け取れる送金手数料を目当てに日々頑張っているわけです。

ここではビットコインに関するいろいろな決まりごとがでてきてますが

  • なんで記録台帳は10分単位?
  • 台帳の容量が1MBなのはどうして?

などについては

「仮想通貨の仕組みを提唱したサトシ・ナカモトがそういう設計で生み出したから」

ということで。

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