ビットコインのセキュリティ面の安全性は?注意したいポイントまとめ

仮想通貨のイメージを悪くしたマウントゴックス事件、つい最近起きたコインチェックの約580億円ともいわれる流出事件、そのあとすぐイタリアでも200億円近く被害がでています。

この他にも世界中の取引所でいろいろなトラブルが起きている仮想通貨の世界。

仮想通貨取引が始まった2009年から10年もしないうちに数多くのトラブルが発生してきました。

全部が全部ビットコイン関係ではありませんが、仮想通貨シェアナンバーワンだけあって今後も被害に合う可能性は高いと言えるでしょう。

 

そこで、単なるデータであり暗号通貨とも呼ばれる実態がない通貨「ビットコイン」の、セキュリティ面の安全性がどうなのか?についてまとめました。

ビットコインのセキュリティは大丈夫?

2017年にビットコイン価格が急上昇したことに比例してハッキングなどの被害も右肩上がりで増え続けています。

現在具体的な統計データは発表されていませんが、警視庁の統計データによると不正アクセス等サイバー犯罪件数は

2016年上半期 4170件

2017年上半期 6848件

と増加中。

仮想通貨関連も大きく影響しているでしょう。

 

そんな中で悪質なハッカーたちはビットコインを保管するウォレットへの攻撃を強めています。

特に投資家が増えるにつれ、仮想通貨取引所ではなく自分でウォレットを作成して保管する人も急増。

個人所有のウォレットへの不正アクセスに狙いを定め攻撃しているようです。

過去にあった手口には

  • ビットコイン所有者のウォレットをハッキングしてログインIDやパスワードなどアカウント情報を盗み自分のウォレットに送金
  • ウォレット偽装アプリの使用した偽ウォレット
  • フィッシング詐欺
  • 偽の取引所
  • トロイの木馬によるハッキング

などがありました。

今後もさまざまな新しい手口で投資家のビットコインを狙ってくるのは間違いありません。

 

そこで基本的なセキュリティの仕組みについて紹介していきます。

セキュリティ対策で気をつけたい2つのポイント

ハッカーの手口が多様化する中で、保有するビットコインを守るためセキュリティ面で気をつけたいのは次の2点。

  1. ウォレット管理方法
  2. 取引所のセキュリティチェック

それぞれを詳しく解説していきます。

 

【1】ウォレット管理方法

ウォレットにはいくつか種類があります。

【ウォレットの種類】
  • オンラインウォレット(取引所など)
  • デスクトップウォレット(パソコンなど)
  • モバイルウォレット(スマホなど)
  • ハードウェアウォレット(USBメモリなど)
  • ペーパーウォレット(紙に印刷)

これらはそれぞれ保管方法や用途、セキュリティの高さが違います。

自分のビットコインを守るためセキュリティレベルを上げるには、まず用途に応じたウォレットの使い分けが大事です。

参考記事
仮想通貨を保管するウォレットの種類一覧

 

数ある仮想通貨の中でもビットコインはリアル店舗で決済手段として使いやすい通貨。

現金なら、日常的に使う分は普段持ち歩く財布、大金は銀行、一部は手元の金庫に保管、といった具合で保管方法を分けている人も多いでしょう。

ビットコインも同じようにウォレットの用途に応じて分散させましょう。

取引用ビットコインは仮想通貨取引所で作成するオンラインウォレット、日常的に使う分はデスクトップウォレットやモバイルウォレットで保管しスマホなどから手軽に使える状態に、長期保管するときはハードウェアウォレットやペーパーウォレットにしてインターネットから隔離しましょう。

ハッキングやウイルス被害など、基本的にインターネット上で攻撃されることがほとんどなので、オフライン環境に隔離してしまうのが一番セキュリティレベルは高くなります。

ただ保管するメモリや印刷した紙はそれ自体が盗まれてしまったら意味が無いので、現金などど同じように金庫等に保管するのがおすすめです。

億り人になったような人なら、銀行の金庫保管もありでしょう。

 

ちなみに金融庁は認可した仮想通貨取引所に「顧客資産はオフライン環境で保管すること」を課しています。

2018年初頭にやらかしたコインチェックはこれを実施していなかったようですね。

 

【2】取引所のセキュリティチェック

ビットコイン売買の機会が多い人は、自分専用のウォレットより取引所の口座に保管しておいたほうがスムーズです。

となると預けておく取引所のセキュリティはきちんと確認しておきたいですね。

 

まず口座開設する取引所は最低限金融庁が認可している事業者にしましょう。

関連記事
金融庁・財務局登録済みの仮想通貨取引所まとめ

これら取引所なら自分の資産をオフライン環境で管理してくれています。

 

そして次のセキュリティチェックポイントを確認しておきます。

  • 厳しい本人確認
  • SSL暗号化通信の利用
  • 2段階認証でのログイン
  • 自動ログアウト
  • アカウントロック

 

悪質なハッカーは他人のアカウント情報をゲットしログインすることでビットコインを奪うので、ログインの厳重化はとくに大事です。

この中では2段階認証が該当します。

2段階認証でセキュリティアップ!

2段階認証とは通常アカウントとパスワードでログインする1段階だけの認証に加えて、ログイン時自分の端末に送られてくるパスコードを入力することで自分の管理ページに入る仕組みです。

パスコードは毎回違いますし、自分の使う端末がなければ受け取れないのでセキュリティ面がかなり強化されます。

あとは利用端末が盗まれるなどしなければ、悪質なハッカーがログインすることは難しいでしょう。

 

ほかパスワードの管理も重要です。

設定パスワードで注意したい3つのポイント
  • 単純なパスワード
  • 他で使っているパスワードを使いまわす
  • メモをわかりやすいところに貼る・置いておく

とにかく他人にバレないようにすること、これに尽きます。

おじいちゃんおばあちゃんでたまに見かけますが、他人にパスワードを教えて操作してもらってるようでは何の意味もありません。

少なくともビットコインというお金を扱う以上、自分で操作・管理できるよう勉強することが大切です。

またこれらの他に、パスワードをネット上に保管しておくのも危険です。

モバイルウォレットならパスワードを忘れてしまっても再作成できます。

それでビットコインがなくなることはないので、わかりにくい構成のパスワードにしておきましょう。

 

ほか、スマホでモバイルウォレットを使っているなら、スマホのロック解除パスコードも複雑にしておきたいですね。

ディスプレイに残った指紋でわかってしまうこともあるので、指紋防止フィルムを貼っておくのも効果的です。

 

まとめ

ビットコインのセキュリティで気をつけたいことや安全性向上に役立つポイントを紹介しました。

 

ビットコインは暗号通貨と呼ばれる実態のないデジタル通貨です。

それだけに悪意のあるハッカーに狙われやすいのですが、いくらインターネット上で厳しく管理していても、現実世界でビットコインを保管しているスマホなどの端末が盗まれたりパスワードを知られてしまえば意味がありません。

現在100%安全な保管方法は残念ながらなかったりします。

投資家・利用者自身のセキュリティ意識こそ大切なポイントですね。