仮想通貨のアービトラージとは?やり方も解説

投資の世界にはアービトラージという稼ぎ方・やり方があります。

これは仮想通貨への投資でも使えます。

そこで仮想通貨のアービトラージとはどんなものなのか?そのやり方についても解説していきます。

仮想通貨でのアービトラージとは?

仮想通貨は同一の種類の通貨でも取引所ごとに相場の違いがあります。あらかじめ複数の取引所の口座を開設して資金を入金しておき、相場が安い取引所でコインを購入するのと同時に相場が高い取引所で売却取引を実行することで利ザヤを稼ぐことができます。

このように取引所間の相場の差を利用して利益を得る方法をアービトラージ(裁定)取引と呼びます。

外為FXでも業者ごとに相場の差が生じる場合がありますが、価格差の割合が小さいので利益を得る事はできません。これに対して仮想通貨の相場は取引所間で取引価格の差が開きやすいという特徴があり、現在の価格差を利用して利益を得ることが可能です。価格が大きく変動する局面では取引所間の相場の差が開きやすいという性質があります。

 

アービトラージのやり方

仮想通貨のアービトラージ(裁定)取引のやり方ですが、現物取引または証拠金取引を利用する方法があります。

現物取引によるやり方

現物取引を利用する場合ですが、あらかじめ複数の口座に仮想通貨(ビットコインなど)と現金を同額分だけ入金しておいて、取引所間で相場が開いた際に同時に売りと買いの取引を実行します。購入したコインまたは現金は、次の取引のために双方のアカウントに移動しておきます。取引所間の相場の差が縮小した時に反対の決済をすることで、取引を行う前の状態に戻すことも可能です。

数秒で送金が完了するような通貨を利用する場合には、購入したコイン(現物)を売却価格が高い業者のアカウントに送金して決済をしてしまう方法もあります。

証拠金取引によるやり方

証拠金取引を利用する方法ですが、最初に日本円の現金だけを複数の取引所に入金しておきます。取引所間で相場の差が生じた時に、同じレバレッジ倍率・金額の売りと買い注文を同時に実行します。ビットコインFXでポジションを解消する際に同額の仮想通貨(現物)を入金して決済をすることが可能な場合もありますが、このような取引ができないケースもあります。取引所に入金した仮想通貨で決済ができない場合には、価格差が縮小したタイミングを見計らって双方の取引所でポジションを解消することで利益を確定させることができます。

通常は取引所間の価格差は数%程度と非常に小さいため、アービトラージ取引ではある程度のまとまった金額の取引をしなければ利益を得ることができません。そのため、現物取引を利用する場合は多額の資金が必要になります。これに対して証拠金取引を利用すれば少ない資金でも多額の取引が可能なので、利益率が大きいというメリットがあります。

 

アービトラージ取引をするときに気をつけたいこと

アービトラージ取引を行う際には、必ず守らなければならない注意点があります。

守るべき点とは、相場の差が縮まった時に決済をして利益を確定する際に、双方の口座で同時に取引を実行することです。

もしも決を実行する際に時間差が生じてしまうと、相場変動によるリスクが発生してしまうからです。証拠金取引の場合は僅かな価格変動でも大きな影響を受けてしまうので注意が必要です。相場の変動が激しい局面では取引の参加者が殺到してサーバーの処理能力が低下したり、取引画面にログインすることが出来なくなってしまうケースがあります。利益確定のために決済をする場合には両方の口座にログインしておき、相場の変動が落ち着いた時に取引を実行するようにしましょう。

基本的にアービトラージ取引は相場の差を利用するだけなので、コイン価格が高騰または暴落しても影響を受けにくいというメリットがあります。

現物取引のポイント

現物取引を利用する場合は資金を口座に保管し続けても手数料が発生しません。そのため価格差が縮まるまで何日でも待ち続けることができるので基本的にリスクは存在しません。日本でも金融庁が業務停止命令を下した結果、仮想通貨取引所が営業をやめてしまった例もあり、取引所そのものが無くなってしまうリスクはあります。が、これについては現物取引に限ったことではないため除外します。

証拠金取引のポイント

証拠金取引を行う場合には、ポジションを持ち続けると手数料が発生することによる一定のリスクが存在します。

証拠金取引を利用する場合には、価格差が開いた時と縮小した時に取引をしなければ利益を確定することができません。双方の取引所で価格差が短時間で縮まれば問題ないのですが、日をまたいでも価格差が開いた状態が続くケースがあります。証拠金取引サービスを利用する場合には1日ごとに手数料(マイナスのスワップポイント)が差し引かれてしまいます。価格差による利ザヤの割合は数%程度と非常に小さいため、スワップポイントを支払うとほとんど利益が出なかったり、逆に赤字になってしまうケースがあります。手数料は取引所が定める時間を経過した時点で確定するので、手数料を支払わなくても済むようにしたければ時間までに決済をしてポジションを解消する必要があります。

アービトラージ取引は現在価格で取引をするので将来の価格変動によるリスクは存在しません。それでも証拠金取引の決済をするためには手数料(スワップポイント)が確定する前に相場の差が縮小する必要があるため、一定のリスクが存在することに注意しましょう。

証拠金取引で手数料が発生する時間は業者ごとに違う場合があるので、取引に参加する際は売りと買いを行う取引所のルールを把握しておく必要があります。

 

まとめ

仮想通貨投資におけるアービトラージのやり方について解説しました。

仮想通貨は取引所によって交換レートが違っていて、アービトラージはその差を利用して稼ぐ方法です。

となると当然たくさんの取引所で口座開設したほうがレート差が大きいパターンを探しやすくなります。

口座開設は無料なので、まずはいくつかの取引所で口座を作っておきましょう。